屋外か屋内かが問題？注文住宅の駐車場
注文住宅で家を建てることにした際、駐車場に関して迷うことも珍しくはありません。特に屋外が良いのか、それとも屋内にすべきか悩ましいところです。
そこでそれぞれのメリットとデメリットを頭に入れて、なおかつ車の使用頻度なども考慮して決めると良いでしょう。
屋外に駐車場を作った場合のメリットとデメリット
注文住宅で自宅を建築した時に、屋外に駐車場を作る場合があります。
まずはメリットに関してですが、出し入れしやすいということが挙げられます。
壁がないですから、愛車をこする心配がないため、運転が苦手な人でも安心です。
天井もないので、車の高さ制限を気にする必要がなくなります。おかげで車を買い替える際に、駐車場に入るのかどうかを心配する必要が減ります。
デメリットがないわけではなく、野ざらしになるので車が汚れやすく、
コーティングなども剥がれるのが早くなるでしょう。加えて盗難に遭う確率が高くなりますし、
車の有無の確認が敷地の外からでも容易なので、家主が不在なのがわかってしまいます。
屋内に駐車場を作った場合のメリットとデメリット
屋内に駐車場を作っておけば、雨風から車を守ることができます。
特に夏場などでは太陽光にさらされないので、車内の温度が上がりにくいため、すぐに乗り込めます。
車内が涼しい状態であればそれだけエアコンの効きも早いですから、ガソリンの減りも抑えられるので経済的です。
ところが、四方を壁に囲まれた状態になりますから、無駄にアクセルを空吹かしすると排気ガスがこもってしまい、
場合によっては命に関わることもゼロではないので気をつけたいです。
それから駐車場を作るためにはスペースが必要ですから、その分住居スペースを削ることになるのもデメリットの一つです。
屋外・屋内で駐車場の施工費に違いはある？
屋内の駐車場にもいろいろありますが、中でもビルトインガレージと呼ばれるタイプにすると費用は高くなります。
これは建物の一階部分を駐車場にするというもので、形状によっては木造では建てられないケースがあるため、ますます値段は上がります。
その点で言えば、屋外に駐車場を作っておく方が圧倒的に安上がりです。
さらに費用を削りたいのであれば、床をコンクリートではなく、
板を敷いたり、砂利を撒いたり、土のままにしておくという手もあります。
ただ、雨が降った場合はぬかるむため、そのまま発進させると泥が跳ねて車が汚れますし、
大きなくぼみができるので、敷地内に水たまりができるのは覚悟しなければなりません。
車を使う頻度なども視野に入れて考慮しよう
では、結局屋外と屋内のどちらに駐車場を作れば良いのかということになりますが、
車をどれくらいの頻度で使用するのかを考慮しておくと良いでしょう。
なぜなら大金を出して壁と天井に囲まれた駐車場を作ったとしても、
常に車で走り回っているのであれば屋内駐車場のメリットを享受できません。
逆に敷地内に置いておくことが多い人が屋外駐車場を選ぶと、車を使っていないのにも関わらず、
洗車やコーティングなどのメンテナンス費用がかかってしまうのです。
