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建築コラム

用途によって応用は無限?注文住宅のバルコニー

 

注文住宅を建てる際に、ベランダやバルコニーに魅力を感じて取り付ける人もいます。
しかし、いざ取り付けてもどのように活用して良いのか分からずに、悩む人もいます。
また、ベランダとバルコニーの違いもいまいち分からないという人もいますので、具体的にご紹介していきます。

ひょっとして施工費も違う?バルコニーとベランダの違い

「ベランダ」と「バルコニー」という名前は聞いたことがあるけど、実際に何が違うのか分からないという人は、意外と多いものです。
まず、ベランダとは家の外にあって、上部には天井のようなものが付いている空間を指します。
花などの植物を置ける上に、洗濯物を干せるのが特徴となっています。
バルコニーは、ベランダと同じく家の外に設置されていますが、上部に天井がないタイプです。
大まかにいえば「天井の有無」でどちらか判断しますが、それ以外にも2階以上に設置されるスペースをバルコニーと呼びます。
費用の相場ですが、およそ50万円から80万円前後で2畳位のベランダが設置できるといわれています。
バルコニーの場合、洗濯物を干すなどの目的で使用するタイプならおよそ50万円、リゾート感覚のバルコニーなら70万円前後が目安です。

バルコニーはどんなメリットがある?

注文住宅にバルコニーを設置することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
特定の作業をするスペースと限られているわけではありませんから、工夫次第で上手に活用することができます。
まず、バルコニーがあれば布団を干すことができます。
そして洗濯物を干せますので、1階のスペースで干すよりも太陽光が当たりやすいですし、通行する人の目にも触れにくくなります。
小さい子どもがいる場合、バルコニーにビニールプールを用意して遊ばせることができますし、大人もゆったり過ごすことができます。
それ以外にも、エアコンの室外機を設置することもできますし、万が一1階部分で火災が起きた時の避難場所にもなります。

バルコニーをそもそも作らないという選択肢はある?

注文住宅を建てたからといって、バルコニーの必要性がなければあえて設置しないという選択肢もあります。
バルコニーを取り付けると周辺から「死角」となる部分ができてしまうため、防犯面で注意が必要です。
そのため、バルコニーに上る土台となる物やガレージなどを近くに配置しないことと、
防犯カメラを設置することや窓に防犯用フィルムを貼るといった対策が重要です。
そして、バルコニーを設置するなら最低でも30万円前後かかることになりますし、
木製のバルコニーを設置した場合は防水機能維持のために5年前後、長くても10年前後に1度整備が必要となり、そのつど5万円程の費用が発生します。
設置しない選択をすれば、設置費用や将来的に発生する整備費用もかかりませんので、出費を抑えられます。

休憩所?ガーデニング?バルコニーの使い方

注文住宅を建てた時にバルコニーも併せて取り付けたなら、
ガーデニング・家庭菜園などで利用することもできますので、シンクや水道も取り付けると便利です。
また、家族に喫煙する人がいれば家の中が禁煙であっても、バルコニーならタバコを吸うことも可能です。
もし、バルコニーのスペースが広ければ天気の良い日にバーベキューや焼き肉ができますので、
ご近所に気を配る必要はありますが家族で食事を楽しめます。

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