ここだけは譲れない？注文住宅に込めるこだわり
注文住宅で建てる際、「こんな間取りにしたい」「自然素材を使いたい」「とにかく見た目を美しく」など、
様々な要望を取り入れたいと考える一方で、
こだわりの裏には失敗や後悔が潜んでいる可能性が高いということも事実です。
そのため、今回は注文住宅を建てる際の注意すべきこだわりについて考えていきたいと思います。
外観？内装？間取り？注文住宅でもっともこだわるべきところは
注文住宅で建てる際、どのようなことにこだわりたいと思いますか？ここで重要なのは、
その人が生活を送るうえで快適に過ごせるかということです。自分がその家に住むことを想像しながら
、家事動線や年を経ても安全に住める家づくりを目指して間取りを考える事が大切です。
また、外観は家の顔です。住む人にとっては毎日家に帰ってきたとき、おしゃれな外観だったら気持ちも嬉しくなるものです。
予算の関係上あまり外観にはコストをかけたくないという場合には、
ワンポイントでポストだけこだわったものにするなどという方法も良いでしょう。
環境や家庭によって優先すべきものは異なるため、
何を優先したいかということを話し合って決めてから、
イメージに繋げていくということが重要だといえます。
逆にこだわらなくて良いのはどんなところ？
注文住宅であれば夢見ていた空間を実現させることは可能です。
しかし、注意したい点はメンテナンスがしっかりできるかどうかということです。
耐久性や修繕方法など、何か生じてしまった時の対策を考えたうえで取り付けることが望ましいです。
完成直後はどのような建物でも全て美しいですが、経年劣化とともに変化するものは多々あります。
そのようなデメリットをしっかり理解した上でこだわりを活かしていくことが重要だと言えます。
「メリットの裏にはデメリットもある」とは言い切れませんが、
そのような気持ちで疑いを持っておくことも後悔しない家づくりにおける大切なポイントだといえます。
徹底的にこだわった注文住宅は必ず良いものになる？
「徹底的にこだわる」と聞くと、プラスしていくことばかり思いついてしまいがちですが、
ここでいう徹底的にこだわるということは、細かいところに目を向けるということです。
例えば、コンセントの位置や照明の位置なども、たくさん付ければ便利というものでもありません。
大切なことは必要な場所に少し多めに設置することです。見た目にこだわりつつも、
防犯対策もしっかりと考え、必ず家に必要となる仕様を細かく分析して、
生活の質を上げるためにはどのような工夫をしたら良いのかということを考えることが
より良い注文住宅を造るカギとなります。
このようなこだわりは小さなことのように感じますが、
実際生活してみるとしっかり考えておいてよかったと思うはずです。
注文住宅の強味を活かして満足のいく家づくりができるよう間取りは何度も見直しましょう。
好みか実用性か… バランスを考えてみよう
注文住宅を建てるにあたって、一番重要なことはデザインと実用性のバランスです。
注文住宅だからこそ、このバランスを自分で調節・決定していくことができます。
決定するにあたって、デザインと実用性が両立したものに関しては、迷わず取り入れても良いでしょう。
しかし、そのバランスがどちらかに偏ってしまい、デザインが気に入らなかったり、
おしゃれだけど邪魔になったりして掃除がしづらいなどという問題が生じた時には、
対策を練ってバランスがとれるように考え直すといったことが必要となります。
